空気を嫌う微生物を利用する方法―嫌気性―で密閉式容器(バケツ)を使います。
密閉式容器の特徴や欠点は?
特徴
屋内で出来るので、冬でも使用でき又虫が発生しにくい方法です。
液肥(発酵液)が取れるので有効活用ができます。
生ごみは分解せず漬物状態で発酵しますから量は減りません。
欠点
腐敗を防ぐため、微生物資材(ぼかし又は米ぬか)が必要。ランニングコストがかかる。
用意するもの
屋内設置型生ごみ堆肥化容器(10~20L程度)
・底が二重で液肥取出し用コック付きが良い
・内部にすのこがある
・容器はホームセンター等で購入出来る。
容量 | 10~20L |
直径 | 30~50㎝ |
高さ | 40~60㎝ |
価格帯 | 2,000~5,000円 |
目詰まり防止用新聞紙1枚
ぼかし(微生物資材)又は米ぬか
ぼかしとは、米ぬか・もみ柄等をEM菌(有用微生物群)等と混ぜ発酵させたもの。
めばえ丸
ぼかしは、[ぼかしづくり講座]で自分でも作れるようになるよ!安くて経済的!
米ぬかは、コイン精米所によっては無料でもらえるところもあるよ。
参考:コイン精米所 検索サイト めっけMAP(”ヌカ”のマークをチェック)
仙台市の堆肥化容器購入補助制度を利用しよう
●補助金額 1基につき2,000円(1世帯あたり2基まで)
●補助基数 250基(先着順)
※上記は、2023年4月現在の情報です
詳細は以下ホームページをご覧ください。
https://www.gomi100.com/articles/recycle/2888
めばえ丸
容器を2個用意し交互に使うと便利!
補助申請前に購入すると補助金がおりないため、交付決定通知届いてから購入しよう!
密閉式容器の使い方
容器の底に新聞紙を敷く
生ごみ・ぼかしで液肥取出し時目詰まりと容器汚れ防止。
良く水切り、細かく切って入れる。
米ぬか又はぼかしをふりかけ(生ごみ1㎏に50g程度まんべんなく混ぜる)和え物作りの要領。
ポイント
- 生ごみは、水分を切りできるだけ細かくすると微生物の働きがよくなる。
- ぼかしは多めに惜しまず入れると臭いを少なく出来る。(夏場は多めに)
生ごみネットでは、「生ごみのボカシ和え」と呼んでいるよ。
空気を押しだし、蓋を閉め密閉する
生ごみも上から押さえて空気抜く。
ポイント
空気の無いところで働く微生物の活動を利用したものです。しっかりと密閉する。
写真は、生ごみを入れて5日目の様子
発酵が進むとガスにより容器がふくれたら。ガス抜きをする。
底には5日目ぐらいから発酵液(液肥)が溜るのでこまめに取出す。
めばえ丸
植物がよく育つので、液肥だけ欲しいという人もいるぐらい。優秀な栄養源になるよ。
ほぼ一杯(8分目位)になったら蓋をしたまま2週間ほど置き熟成させます。ぬか漬けの匂いになれば成功です。「ぼかし和え」で生ごみは未分解です。(冬場は外気温が低いので1ケ月程必要です
「ぼかし和え」を発砲ポリスチロール箱又はプランター等の容器に移し「ぼかし和え」1に土3~4倍でよく混ぜ合わせ、二週間~1月で堆肥として使えます。
詳しくは、「生ごみのボカシ和え」を熟成・分解する方法を御覧ください。