大量の落葉や雑草の堆肥化に適します。 又、設置場所を工夫すると生ごみも堆肥化でき広範囲の応用が出来ます。
木枠型の特徴や欠点は?
特徴
大量の落葉や雑草の堆肥化に適します。
空気の好きな微生物・・・通気性・・・により発酵が促進される
欠点
広い設置場所が必要となる
用意するもの
木枠(1.2m×1.2m×0.3m)
落葉・・・45リットルごみ袋10袋分
土・・・45リットルごみ袋1袋分
米ぬか・・・45リットルごみ袋1袋分
木枠で落ち葉を堆肥化する方法は?
あらかじめ落葉を湿らせておく
落葉を広げ、米ぬか・もみ殻・土を加え撹拌する
1~2の水分を、60%(両手で握り指間に水分がにじむ程度)にする、水を加える
木枠に入れ山積みする(ここがポイント)・・・発酵し温度を上げるため
古い使用済のカーペットを被せる
ブルーシートはだめ通気性の良い布が良い
切り返しを次のタイミングで実施(冬でも発酵して温度50~60℃になる)
一回目 仕込みから10日後
二回目 前回切り返しから20日後
三回目 前回切り返しから30日後
その後 温度が徐々に下がる1ケ月1回続ける半年で腐葉土になる。
温度計を見ながら40℃以下になったら水分が不足するので米ぬかと合せ良くかき混ぜる
普通は4年以上かかるが、チッソ分(米ぬか等)を混ぜると発酵によ
り堆肥化促進
り堆肥化促進
☆熟成の見極め方・・・落葉が白っぽく軽くもむとボロボロになると完成です。
ポイントは発酵管理です
良く混ぜる発酵管理は水分量発酵が進むと温度が上がり1~2日で50℃以上になる
乾燥状態になる水を加える(過剰になると腐敗するので注意
落葉堆肥の使い方
落葉堆肥の特長はミネラルが豊富 (多様で良質な放線菌など微生物が多量)に含まれている事を生かした例
- 野菜の味を良くする[食味の向上]
- 果樹の定植時ひと掴み根のまわりに[良質な根菌微生物を増やす]
- 果樹類の樹勢回復に[樹木医が利用]
- 花・野菜の培用土に
- プランター用土に
- 病気が多い畑に[良質な[良質な放線菌が多いので病気を抑制する働きをする]
樹種について
一般的には広葉樹の落ち葉が使われますが、針葉樹の中でも松葉はとても良い堆肥が出来ます。
杉・桧の木は微生物の働きを抑制するので落葉全体量の5~7%程度までとする。
堆肥材料の落葉は土中から吸収されたミネラルと様々な樹種にあり特に土着微生物を集めるには良い材料とされます。ケヤキ落葉は最も良好です。