落ち葉堆肥化モデル実験!平成20年12月から開始しました。

市内に多く見られる街路や、公園、などの樹木から毎年落ち葉が集まります。一部回収されて堆肥などに使われていますが、大体がゴミに混じり焼却されています。焼却は石油を使うことで地球温暖化になり避けるべきです。
 落ち葉から作られる腐葉土は、堆肥の王様とも言われ、堆肥化がしやすく、肥料価値が高く、化学肥料に含まれない必須ミネラルを含みます。さらに土壌の保水性や通気性を増すので、腐葉土は化学肥料で劣化した土壌の改良になります。
 最近、家庭菜園を持つ人が多くなり、堆肥の要望が増しているので、活用されずにいる落ち葉と水分の多い生ごみとを混合すると、堆肥化に適した水分含量になり、水分が多くて堆肥化に失敗しやすい生ごみ処理にも有効と考え、実験をはじめました。

5種類の堆肥化を実験

基本の作り方に加え、5種類作りました。

基本の作り方
枠ひとつに落ち葉 約180リットル準備
割合:落ち葉 8、ヌカ 1、土 1、もみ殻 1  
水25リットルを加え全体が水分60%になるようにする。

5種類の作り方

  1. 落ち葉に生ごみも加える。
  2. 銀杏の葉チーム、脂肪分が多い堆肥になる
  3. EMぼかし、EM活性液を加える
  4. 基本どおり作ったもの
  5. 落ち葉に水分のみ加える。

実験の経過

1回目は10日後の12月23日
徳田さんが作ってくれた木の枠に、落ち葉を詰め込みました。(120cm×120cm×25cm)
2回目は20日後の1月9日
3回目は忙しくて3月1日
4回目は1ヵ月後4月9日
5回目は6月7日 場所移転と同時に切り返ししました。

はじめは10日おきに切り返し、その後月に1回位
水分調整をしながら切り返し作業をします。
水分、養分があると発酵熱がでます。
基本チーム、銀杏チーム,EMチーム、生ごみを
入れたもの、どれも50度近く熱が出ました。

どの箱も白い糸状菌、放線菌がびっしりついて
いい具合に発酵が進んでいます。
生ごみネットの齋藤さんが毎日温度を測って観測。
また切りかえし作業の度に変化を体験しました!
 
約半年過ぎ、腐葉土らしくなってきました。
今後は出来た堆肥で発芽試験、臭気テストなど
腐塾土の度合いを試験する予定です。