今年3月4日の河北新報「持論時論」にこんな記事が載っていた。
「仙台市民が2014年度に排出した家庭ごみは一人1日489グラムで、20年度は450グラム以下に目標値を設定したという事です。私が焼却のために集積所に出した一人1日の家庭ごみは、2004年は48・9グラム、2008年以降は20グラム台で推移し、15年は僅かに23グラムでした。仙台市民平均の5パーセント程度です。」
正に驚くべき”ごみ減量”作戦である。お見事と言うほかない。これをどうやって実行したについてかいつまんで紹介しておこう。
「焼却家庭ごみ減量のコツは、台所ごみと紙ごみを分別することです。1.台所で発生する生ごみはたい肥にして再利用する。これは1日一度庭のコンポスト容器に入れて、我が家の家庭菜園の堆肥にする。2.居間と台所には、プラスチック容器包装ゴミ入れ用、雑誌入れ用、焼却家庭ごみ入れ用と3つの箱を置き、発生の都度それらの箱に入れます」
かなり細かな処理だが如上のような成果を上げるためにはこれくらいの努力は必要なのであろう。
所で私と言えば、家庭用生ごみはこれまで100パーセント集積所に出していない。また焼却用のごみ袋も年1,2位しか”使用”していない。と言うのもこれを使うのは燃えない”ごみ”だけで、燃えるごみはすべて岩切ファームに持って行って他の紙類と一緒に”焼却”してしまうからだ。勿論プラゴミは廃品回収に出すが、これも2月に1回程度である
今週土曜日(3月12日)に今年度最後の生ごみネットの定例会がある。定例会はここ何年も”ごみの堆肥化”や”野菜作り”ばかり議論しているが、本来如上に挙げたような人たちを一人でも発掘し、育てることにあるのではないか?少なくとも私はそのようなスタンスでこれからのごみネット活動を推進していく積りだ。K・S記