お便り31号記事(徳田事務局長より)

仙台生ごみリサイクルネットワークの方向性と課題について
 事務局長 徳田 実(090-2999-8008)
生ごみネットも平成11年に発足して16年になりました。その間、過去の環境NGOとは違い、行政とパートナーシップを持ち、互いの良さを発揮するという基本的なスタンスで活動してきました。また市議会に対しても生ごみネット独自の「要望書」を提出し少なからず市政に反映されてるように思います。
今後の方向性としては「生ごみゼロ」を目標に仙台市に適した方法を提案し行政や他の市民団体、町内会、その他と連携して実践していきたいと思います。
会員の皆様は日々「生ごみゼロ」を実践しているのでおわかりと思いますが「生ごみ」がなくなれば他のごみの資源化が簡単に出来ます。我が家では多い時で「家庭ごみ」と「プラゴミ」が月1回の排出です。「生ごみ」をコンポスターと木枠で堆肥化していますが毎月楽しくリサイクルしています。自分としては1坪程度の土の部分があれば屋外型が一番楽だと思います。季節によって刈り草や落葉もいっしょに堆肥にできますし、土が良くなると「ミミズ」が大量に発生し、「堆肥化」を速めてくれます。このように自分で成功していることをどんどん広めていきたいです。
さて話はかわりますが市内各地で始まっている「落葉の堆肥化」も8年目になりました。秋から冬にかけて大量に発生する落ち葉をなんとか堆肥にしたいですね。原発事故後、宮城県では基本的に落ち葉を堆肥化できないことになっていますが、当会では独自に行政と交渉して条件付きですが許可を得て実施しています。なんとかこの運動も仙台市全体に広げてそして全世界に発信していきたいです。
このように夢は大きいほうが良いのです。ところで夢ばかりみてはいられないのです。生ごみネットも高齢化が進んできまして、毎年活動をして下さる方が減ってきました。どうしても次世代の行動できる会員を増やさなくてはなりません。この問題が会の最大の課題です。ここ数年実施していない「生ごみリサイクル養成講座」や大学生、企業との意見交換会などを来年は開催したいと思います。その他会員各位におきましては何とかアイデアがありましたら徳田まで連絡いただきたいと思います。